被害が出る事が予想されていた台風9号ですが、大きな被害はなく通り過ぎて、今日からは青空が戻ってきました^^
台風が通過する島で慣れていますが、やはり台風が来ると緊張します・・
今回はご宿泊のお客様にもご理解いただき、8日の夕方から9日の朝まで雨戸を閉めました。台風になると、飲食店は早々に店を閉め、海でのアクティビティもできなくなってしまいますので、せめて宿泊の場所だけは楽しんでいただきたいものです。
もちろん安全が第一ですが、なるべく雨戸はギリギリに閉め、早めに開けたいと思っております。
さて、昨日の新聞。

私も台風に当たって飛行機に乗れなかった経験がありますので、この時の観光のお客様の気持ち、痛いほどわかります。。
記事内に観光の方より「石垣市は観光をPRしている。台風などで身動きが取れなくなった観光客の対応も考えてほしい」とありました。
とても難しい問題点です。。
私のような個人が経営しているシエスタでしたら、暴風警報が出ていようが、私が決める限界点まで普通に営業する事はできますが、役所や公共機関ではそうもいかないでしょうし。
結局のところ、一番大切なのは、「思いやり」なんじゃないでしょうか?
各自にできる範囲には決まりがあると思いますが、その中で思いやりを持って、こんな台風の時に八重山に来てくれた方に接していく。そうやって一人一人の思いやりが多ければ、今回は台風で残念だったけど、次また訪れようって思ってくれる観光の方ができるのではないでしょうか?
石垣島の自然に逢いに行くのではなく、温かい人々に逢いたいから訪れる。そう思っていただく事が八重山観光業に携わる魅力なんじゃないかな?
台風の時でも可能な限り営業している焼物屋さん、暴風の中、活気に満ち溢れている居酒屋さん、海の荒れていない所を探して安全を確認して出来る限り楽しませてくれるマリンアクティビティー屋さん。まだどこのお店も開いていない中、いち早くお店をオープンする海カフェさん。
お店を開けるって当たり前のことかもしれないですが、台風の緊張の中で開けるのは「思いやり」がないとできないことです。
日本人ぽいと言われることありますが(日本人ですから!)私は日本人の誇りである思いやりを大切にしたいと思います。
今回の台風9号、被害が少なくて良かったねだけではなく、目に見えない被害はたくさんあると再確認した台風でした。